SSブログ

謎の地下鉄(その8) [地下鉄の謎]

御堂筋線大国町駅
nazodaik01.JPG
御堂筋線の中百舌鳥方面行き電車に乗ってなんば駅から大国町駅に向かう途中、車窓から進行方向右側を見ていますと、この区間の最後の左カーブにさしかかるあたりで、千里中央行の線路が徐々に離れてゆき、間に、今は使用されていないトンネルが現れます。

https://youtu.be/95W_B3dPLuo
このトンネルは、配線図中、
nazodaik02.jpg
大国町駅のなんば駅側に書かれた留置線(トロ)に該当しますが、もとは地下鉄1号線(今の御堂筋線)の梅田方面行きが走っていました。
地下鉄3号線(今の四つ橋線)は、1965年に当駅から西梅田駅まで延長される以前、大国町駅が終点で、3号線の出発線(今の玉出方面行き、配線図の2RT)は、駅を行き過ぎたすぐのところで終端、1号線の梅田方面行き(4RT)が右へ方向転換して、3号線の到着線(今の西梅田行き、配線図の3RT)と合流したのちこのトンネル内に入り、トンネル内を通ってなんば駅方面に向かっていました。
その後、3号線を西梅田駅まで延長することになった際に、平面交差を避けるため、1号線の梅田方面行き(4RT)を、3号線をオーバークロスする今の線路に付け替え、それにともなって旧線が留置線として残されたものです。旧線と、付け替えられた現在線との合流部分。細い柱で仕切られた開口部分の向こう側が現在線、こちら側が旧線です。

https://youtu.be/tG9CFGtiV6I
旧線には以前、多くの保線車両が並んで留置されているのが、車窓からもよく見えたものです。いまも線路は残されているようですが。

nice!(25)  コメント(0) 

nice! 25

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。