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路面電車レイアウトの規格について(その1) [軌道]

kaiset01.jpg
私の組立式路面電車レイアウトは、基本的にKATOのHOユニトラックの線路を利用して、簡単に、路面電車が走る路面軌道を再現しようとするものです。最終的な目標は、KATOさんから、HOユニトラムとしてこの規格が製品化されることにあります。
〈複線間隔〉
HOユニトラックの複線間隔は60㎜ですが、路面軌道としては広すぎます。そこで私の規格では、直線部分の複線間隔を42㎜としました。ちょうど2本のユニトラックの道床同士をぴったりくっつけた寸法です。
規格のヒントとなったのは、KATOのNのユニトラックおよびユニトラムです。Nの複線間隔は、ユニトラックが33㎜、ユニトラムが25㎜ですが、後者は、2本のユニトラックの道床同士をぴったりくっつけた寸法に相当します。
〈HOユニトラックの隠し設定〉
路面電車によくある、内側線と外側線を同じ曲線半径として、複線間隔分ずらした90°の曲線ユニット(図1)
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を作製する場合、図のように、曲線の出入口の複線間隔をそれぞれ42㎜に設定しますと、そこから45°回った破線の位置での複線間隔が60㎜となって、現行のユニトラックの複線間隔と一致します(図2)。
kaiset03.jpg
そのため、この45°の位置から先には、ユニトラック標準の、複線間隔が60㎜の線路を接続することができます。
こうした接続は、ユニトラックの道床幅が42㎜に設定されていればこそ実現可能だった訳で、これらのことから私は、実はユニトラックには、あらかじめ、複線間隔42㎜の路面軌道の設定が仕込まれていたのではないかと考えています。(この項つづく)

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