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謎の地下鉄(その6) [地下鉄の謎]

谷町線谷町九丁目駅
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谷町線の谷町九丁目駅は、相対式2面2線の構造ですが、なぜかこの2線間に線路1線分のスペースが設けられており、両線間を仕切っている壁の切り欠きを通して中を窺うことができます。
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また大日方面には、配線図
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に見ますように、駅を出てすぐのところに、このスペースを利用したトロッコ用の引込線があり、八尾南方面にもかつて、同様の引込線がありましたが、こちらは、今は分岐器が撤去されています。
動画は、八尾南方面の引込線の跡です。八尾南行の電車の最後部から撮影しました。

https://youtu.be/y1EipO7Ijno
一方、大日方面の引込線についても、大日行の電車の最後部から同様の撮影を試みましたが、次の谷町六丁目駅が島式ホームで、電車の乗降口が谷町九丁目の左側から右側に移り、それに合わせて車掌さんが移動されるので、うまく撮れませんでした。そのため、代わりに谷町九丁目駅の大日方面ホームから遠望した、本線と引込線の合流部分をご覧いただきます。
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拡大します。
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この谷町九丁目駅の2線間のスペースに、両方の引込線を繋ぐ線路を敷設すれば折返線、あるいは電車の留置線として使用できるなー、なんて昔から考えてたのですが、実のところこのスペースは、駅の直上に、谷町筋が千日前通の下をくぐるアンダーパス
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があって縦方向にスペースがとれないことから、電気室・機械室などを設置するために設けられたようです。
これでなぞは解消したかと思いきや、この駅にはもう一つの謎があります。ホームの大日寄りの、いまは閉鎖されている端の部分に、下階へ通じる階段があるのです。しかも、かなり立派な階段です。まずは八尾南方面ホーム。

https://youtu.be/FuSK2g4lWNw
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こちらは大日方面ホーム。
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普通に考えれば、八尾南方面ホームと大日方面ホームを繋ぐための階段ですが、その位置と向きがどうもおかしい。階段の入り口はホームの端を向いており、階段を利用しようとすると一旦、ホームの端まで行って折り返さなければなりません。この階段を降りれば、千日前線の谷町九丁目駅のレベルに達しますので、ひょっとすると、千日前線の南巽方面の線路の北側に幻のホームがあって、そこに繋がっていたのかもしれません^_^。

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